6月、第一回研修会で学習した『連携協議会の中長期計画』
今回の第二回研修会は、
「中長期計画の効果の測定方法と PDCA の視点」というテーマで
前回研修の振り返りを兼ねての講義を行った後、
「各地域の中長期計画・段階目標の共有」のワークショップを行いました。
といっても!
第一回研修で宿題にしたワークシート「中長期計画の策定」に関して、
なかなか進めきれなかったとの声が多かったので、
2地域のワークシートを例示に取り上げ、
策定の部分をもう少し実践してからの〝鬼のたたき合い゛へ
実はこの〝鬼のたたき合い゛
認定キャリア教育コーディネーターの研修ではお馴染みでして(笑)
言葉ひとつの意味まで
言及し、
掘り下げて、
追及して、
考えていくワークショップなんです????
そんな前置きで、
内容も重い中、緊張モード(笑)
それでも、
「中長期計画の策定を完成させる!」という宿題にあたり、
どんな行動をしたのか、
だれに話を聞いたのか、
どの部分に苦慮したか、
皆さんが積極的に質問や意見を交わしながら進めた結果、
鬼のたたき合いは、
疑問やモヤモヤの共有からの~
新たな認識や考え方のレクチャーという流れで
「アイディア出し」のワークショップとなりました。

➡本日のまとめ
▶なぜ中長期計画を作らなければならないのか?
→生き残る(=必要とされる)産学官連携協議会のため
▶「産」「学」「官」それぞれの目的の共通項「地域が目指す姿」の把握が肝
→協議会は、地域が目指す姿に対して、どう関係しているのか、何を寄与しているか、
どの部分を担っているのかが明確にならなければならない。
▶子どもたちのために協力するというと、「学」の目的が強くでてしまう
→コーディネーターはそれぞれのセクターの「参画する目的」を追及してほしい。
▶それぞれのセクターの背景には「地域(市民の生活)」がある
→地域というと自治会を中心に考えがちだが、市民の生活に関わること、すべてのセクターの後ろにいる方々すべて
▶産学官と連携と言っているのに、産学官が何をしたいのかを掘り下げていない中で目標が立てられている=PDCAができない
→PDCAの「P」に紐づく背景がはっきりない「D」では、「C」をしようにも「P」と紐づいていなければ「C」ができず、次の「A」、発展に繋がらない
▶グッジョブでやる職場体験は、目標としているところに一番直結するプログラム、取り組みってなんだろうと考えてみる
→それを実現するためにいい組み先はどこかを考える。必ずしも学校とは限らない。
→一番重要なのは取り組みではなく、何を目指すか、何の改善を目指すかをいかに明確にするか、はっきりさせるか。その中で一番効果的に、スピード上げて効果が出せる取り組みを中長期計画の「協議会でできること」に挙げられるか
➡参加者の感想(抜粋)
協議会の在り方についてとても参考になりました!(会議の)一回目がこれからなので有意義な時間にすることができそうです!!
また、まちひとひごと、総合計画などヒントがいっぱいあるんだと、翁長さんが話していたことが宿題をしていて思い出すことができました。各課の行政職の方にもインタビューしたことで協力者が増えました!!やっぱりこのプラットホームやこの研修はコーディネーターの一番の味方であり、なくては地域が衰退していくのではと恐怖を感じるくらい重要なサポートをしてくださる存在です。ありがとうございました!!
産業構造の近い地域の課題を共有でき、本村の課題にも気づく事ができました(ワークシート作成することで改めて認識)。家庭でリセットされる問題も気になっていた事であり、解決糸口も確認。協議会の活用方法もコーディネーターが腑に落ちたとのことでお互いに共通認識で進められる状態になったと感じられました。
課題解決に直結するプログラムを構成する力を示すことが重要と指摘された点が改善のヒントになりました。
大変参考になりました。
自分の地域の目指しているものをきちんと把握できていないことを知ることになり、たくさん気づきがありました!
この記事へのコメントはありません。